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■表題「化人幻戯」(けにんげんぎ) 江戸川乱歩著/角川ホラー文庫
■目次
化人幻戯/堀越捜査一課長殿/防空壕/断崖/兇器/灰神楽
■感想
角川ホラーですがさして怖く無かったです。
乱歩作品にしても、そんなに怖い方には入らないのでは。
トリックがメインのショートストーリー集。それだけに多くは語れません。
これは本格と呼んでいいのですかな?
明智探偵は50近くのいいオジサンになっているにも拘らず(但し見た目は若くて格好良いらしい)、小林少年は相変わらず輝くような美少年でした。
作家・江戸川乱歩の名が矢鱈出てくる割には本人は登場せず。
トリックについてだけ言えば、たまたま食傷気味なものばかりで、私はあまり楽しめませんでした。
元祖といえるのでしょうが、後発を先にたくさん読んでしまうとどうも。
明智が出てくる乱歩作品は大衆娯楽の雰囲気がします。
センセーショナルな文体な為に、かなり読みやすいのでは。
ただ、必ず美人さんが出てきて色恋沙汰があるので、素直に好きだとか面白いと言えないところがあります。
あくまで個人的に。
2007/08/16 読後感想 Trackback() Comment(0)
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