[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : 探偵部への挑戦状 - 放課後はミステリーとともに2
- Older : クリムゾンの迷宮
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ノイズ(The astronaut's wife)/ランド・ラヴィッチ/1999・アメリカ
ジョニーデップとシャーリーズセロンが主演っていう大変キャストの豪華な映画です。
エイリアン映画って呼んだらいいじゃない。SFスリラーとか言ってないでさ。というくらいエイリアンな映画でした。あれ、シャーリーズセロンってプロメテウス出てなかったっけ?あ、出産してない方の人か。
あらすじ。
宇宙飛行士のスペンサーは同僚のアレックスとともに衛星軌道上で事故に遭い、音信不通状態になる。時間にしておよそ2分間。その後音声通信は復活し、スペンサーらは地球へ緊急帰還する。
しかし彼らは様子がおかしい。ある日アレックスは異常死を遂げ、次いでアレックスの妻もラジオを使って感電自殺をする、身籠ったばかりの子供と共に…。
スペンサーの妻は、スペンサーもアレックスと同様、宇宙空間でおかしくなってしまったのではないかと考えるのだが。
この映画は、切り出し方を間違ったのではないか。
話自体はある意味ノーマルであり、パッケージの粗筋以上でも以下でもない。
SF的にも卓越した設定はなく、スリラーとしても予想の範囲を越えてこない。
それでも、まあ面白かったけど?と思えるのに、観終わったあと誰にも勧めたくならない。
尺というか間の取り方が、あきらかにオカシイ。
どうせこうなるなら、あえてストーリーは思いっきり畳み、無音のシーンをガンガン入れてくればよかったのに。
疑惑のスペンサーに追われた妻・ジリアンが別々のエレベーターに乗り込むシーンが結構好きだけど、急すぎて置いていかれた感がある。もっとじっくり魅せてくれよ。頼むよ。
どうにも心に残らない映画だった。
最後に簡単な考察を述べる。
エイリアンの正体についてはリースが実にざっくばらんに語ってくれるが、要するに超遠い宇宙の生命体が地球侵略を狙っているけど、遠すぎて気軽に来れないからワープで意識だけ来て地球人を乗っ取ったよと。
乗っ取られたのがスペンサーとアレックスなわけだが、彼らは母国との通信にラジオを使っていた。そんなに遠いならラジオなんかで通信できるわけがない。できるとしても当然受信一方。なんのためにそんなことするのかわからないが、ジリアンとスペンサーの対決シーンだけいやに出来がよかったので、オチありきで話を組み立てたのではないかと推測する。
すなわち、ラジオ、妊娠、感電、生体間移動。の画。
宇宙生命体の思念体は乗っ取った地球人の遺伝子を操作して地球人と自分の合の子のようなものが作れるのに、一緒に暮らしてるジリアンを同時に乗っとることはできない。この辺がよくわからないが、エイリアンの子供を身籠ったかもしれない、というのが必要だったんだろうな。若干なげやりな気持ちになりもするが、そこに目をつぶれば普通に面白いんだろうと思う。残念ながら筆者はつぶれない。
COMMENT
COMMENT FORM