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2024/04/29

ジュラシック・パーク

ジュラシックパーク(Jurassic Park)/スティーヴン・スピルバーグ/1993・アメリカ

怖がりだった筆者にとって、子供の頃怖くて見れなかった映画のトップでした。
先年読了した原作がもう大好きになってしまって、観よう観ようと思ってようやく観られました。
原作とworldと記事が書きおわってないんですが、大好きなので時間がかかるだろうなあ。

あらすじ:恐竜の遺伝子の解読に成功し、現代によみがえらせることに成功した恐竜のサファリパーク、”ジュラシック・パーク”。偉大な科学の結晶を、スポンサーは娯楽に供しようとしていたが、オープンを前に、園内でトラブルが発生。安全制御システムが機能しない恐竜の楽園の中、取り残されたゲストたちは脱出を試みるが……。


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[続き]

2017/07/30 映画感想 Comment(0)

シャーロックvsモンスター

なんかちゃんとタイトル綴るのすら馬鹿馬鹿しいなあ。
結局シャーロックじゃないってあたり完全に逃げを打ってるししょーもねー。
やりますけどね…習慣だから…

シャーロックvsモンスター/2009,アメリカ ※初見時2014/3午後ロー

B級映画だと思ったら大間違いだ!
もちろん残念な方向にだ!

面白いか面白くないか、で言ったら面白い。
シャーロックホームズの原作のあれこれを踏まえてみると、意外性のある展開は実に容赦ない。タイトルからして意外性は高いのだが、もうなんか何を覚悟しても、始まってしまえば意味がない。笑いが止まらない。
まずホームズの背が低いのに度肝を抜かれる。
つまりだな、ミステリでもアドベンチャーでもモンスターパニックアクションでもない!
強いて言うなら、SF!

90分が若干長く感じる本作であるが、映像は素晴らしい。
19世紀のロンドンの気合い入った背景、服装。
カメラワークもすごい好み。

とにかく短時間で作った感じが強い。
昨日脚本もらったのか?というシーンが後を断たない。
しかし、なんだかんだ言って、嫌いじゃない。商業的成功を主眼に置いた映画なんて多かれ少なかれこんなもんである。
でも二度は観ない。

ネタバレありの感想を読んでしまったら本編を見る意味はなくなるぞ!

クラーケンはなかなかたいしたもんである。
だが触手にさらわれる船員はへぼい。へぼいがセーラー服は時代らしくて素晴らしい(詳しくはない)

本作で一番いらないシーンがワトソン君がロープ一本で崖を降りる割りと冒頭の場面である。
初見からしてここだけは冗長すぎるだろと感じる上に、謎の引っ張りを残して終わり、あとの展開に関わらない。
もしや尺余りであとから付け足したのでは…とはGUESSの勘繰り(携帯で漢字がでないので便宜上こうしたのだが、面白い当て字だ)

2016/02/01 映画感想 Comment(0)

ノイズ

ノイズ(The astronaut's wife)/ランド・ラヴィッチ/1999・アメリカ

ジョニーデップとシャーリーズセロンが主演っていう大変キャストの豪華な映画です。
エイリアン映画って呼んだらいいじゃない。SFスリラーとか言ってないでさ。というくらいエイリアンな映画でした。あれ、シャーリーズセロンってプロメテウス出てなかったっけ?あ、出産してない方の人か。

あらすじ。
宇宙飛行士のスペンサーは同僚のアレックスとともに衛星軌道上で事故に遭い、音信不通状態になる。時間にしておよそ2分間。その後音声通信は復活し、スペンサーらは地球へ緊急帰還する。
しかし彼らは様子がおかしい。ある日アレックスは異常死を遂げ、次いでアレックスの妻もラジオを使って感電自殺をする、身籠ったばかりの子供と共に…。
スペンサーの妻は、スペンサーもアレックスと同様、宇宙空間でおかしくなってしまったのではないかと考えるのだが。

この映画は、切り出し方を間違ったのではないか。
話自体はある意味ノーマルであり、パッケージの粗筋以上でも以下でもない。
SF的にも卓越した設定はなく、スリラーとしても予想の範囲を越えてこない。
それでも、まあ面白かったけど?と思えるのに、観終わったあと誰にも勧めたくならない。
尺というか間の取り方が、あきらかにオカシイ。
どうせこうなるなら、あえてストーリーは思いっきり畳み、無音のシーンをガンガン入れてくればよかったのに。
疑惑のスペンサーに追われた妻・ジリアンが別々のエレベーターに乗り込むシーンが結構好きだけど、急すぎて置いていかれた感がある。もっとじっくり魅せてくれよ。頼むよ。
どうにも心に残らない映画だった。


最後に簡単な考察を述べる。

エイリアンの正体についてはリースが実にざっくばらんに語ってくれるが、要するに超遠い宇宙の生命体が地球侵略を狙っているけど、遠すぎて気軽に来れないからワープで意識だけ来て地球人を乗っ取ったよと。
乗っ取られたのがスペンサーとアレックスなわけだが、彼らは母国との通信にラジオを使っていた。そんなに遠いならラジオなんかで通信できるわけがない。できるとしても当然受信一方。なんのためにそんなことするのかわからないが、ジリアンとスペンサーの対決シーンだけいやに出来がよかったので、オチありきで話を組み立てたのではないかと推測する。
すなわち、ラジオ、妊娠、感電、生体間移動。の画。
宇宙生命体の思念体は乗っ取った地球人の遺伝子を操作して地球人と自分の合の子のようなものが作れるのに、一緒に暮らしてるジリアンを同時に乗っとることはできない。この辺がよくわからないが、エイリアンの子供を身籠ったかもしれない、というのが必要だったんだろうな。若干なげやりな気持ちになりもするが、そこに目をつぶれば普通に面白いんだろうと思う。残念ながら筆者はつぶれない。

2014/09/10 映画感想 Comment(0)

ツーリスト

ツーリスト(原題:The Tourist)/ フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク/2010、アメリカ

おしゃれな映画だった。
パケ見てこんな映画だろうなと想像した通りの中身だったので平常心で見終えた。
短いしややこしい設定とかないし映画見慣れてない人でもきっと楽しめる。


ジョニーデップと聞いてよし見よう、が今度にしよう、になりまあいいかな…。になる始末で最終的にはなんとなくで見た。
なぜそうテンション下がったのか自分でもわからない。スパイ映画にしては薄味。
アンジェリーナジョリーが好きならアンジェリーナ最高に美しいんで見るべき。
ジョニーデップは、なあ…。

ちょっと変なこと言いますよ。
ジョニーデップは隠しきれない繊細さ、潔癖症めいた動作が魅力だと思う。だらしないキャラクターを演じていてもつま先立ちで走るような。シークレットウィンドウなんかとてもよかった。
そういうところがひょうきんなキャラクターであってもなにか底の知れなさを感じさせるのじゃないかと思うんだけども、今作では生かされてなかったな、と思う。
素性を隠しきれないんじゃなくて隠してない。演じる方向が逆なんだと。
別にジョニーじゃなくてよかったじゃんと思うわけでした。

2013/08/21 映画感想 Comment(0)

悪の教典

悪の教典/三池崇史/2012/日本

面白いスプラッター映画だった。
映画としてはとても良くできていて楽しめた。
ただ原作未読ながら、貴志祐介の良さは生かされていないと思う。

全体が「モリタート」という明るい曲調の歌で絞められている。これが素晴らしい。
冒頭ではメロディばかりが流れているモリタート、繰り返される内に歌詞が字幕で入ってくるのだが、そこで歌の内容の凄みに気づく。怖い。もうこれだけで戦慄する。もともと歌に馴染みがあるならあたまっから鳥肌が止まらないんじゃないか。
主題的に曲を使っているところは原作どおりらしい。モリタートの聞こえてくるような小説とは如何なるものか。是非読んでみたい。

スプラッター的な予感はしているとむしろ退屈な前半はハスミン(主役の蓮見先生)の好青年ぶりを如何なく映し出す場面で、伊藤英明の既に培われた爽やかな印象と演技力でもって完璧ないい先生を蓮見像に抱く。まあ肝心の英語はちょっと…。だがそこは忘れよう。どうせ忘れる。
この好青年の憎めない笑顔が後半になるとそのままで脅威になるのだから恐ろしい。伊藤英明すごい。
いい先生を演じるのに問題はないだろう、むしろこれ以上ないだろうけど、サイコキラー演れるのか?と思ってたから大変裏切られた気持ちである。伊藤英明ずるい。

有名な部分だが、前半にはエロスありカラスありモンペあり。なぜか体育教師の女生徒へのセクハラは描写割愛し、美術教師と男子部員のベッドシーンはしっかりやる。
あ、でもそこは気合い入っててよかった。女子だと裸見せるにも倫理観厳しいから男子で思いっきりやりたかったのかも知れない。もしくは。
エロだけでなくスプラッシュに入る前の何件かの殺人の見せ方切り方を考えると、この映画がB級ホラーでもないのはその辺のある種耽美な映像のせいだろう。下品な感じというか、直情があまりない。なにもかもにワンクッションある。それが怖さに功を奏すのが特にガムテぐるぐるのくだり。エグいので詳しくは書かない。ただガムテの巻き方にすらショックを受けた。

カラス素晴らしかった。どこまで天然のカラスかわからない。悪者ではないはずなのに恐怖を感じさせる無表情じみた丸い眼が、後半の蓮見の感情の欠落した円らな瞳とリンクしている。よくこの観点でキャストを活かしたと思う。感動。
ただカラス殺しに関してはちょっと省きすぎ。
そこだけ原作読んで知っていたからいいけれど、電流の仕掛けは説明なしでやるなら他の方法を使うべきだった。フギンムニンとハスミンの両方が頭悪そうに見えて残念である。

それにしても日本人の好きそうなホラーだ。

後半は思いきりがいい。血がばんばん飛んで、人がばんばん死んでいく。レインコート着てショットガン撃ってるところなんかはスプラッターの鑑みたいなもんで、和製では滅多に見ない割りきった映像作り、こういう映画が陽の目を見ること自体珍しいと思う。
それもエンタメに振り切った表現のベースメントが貴志祐介だからできること、なんじゃないか。To die?なんてウィットがいいよねえ。
そういう地力は強く感じる。一方で、貴志祐介特有の人間の厚み、鋭さ、コミュニケーションの流れ、みたいなものはやっぱり死んでる、違うな、メインじゃない感じがする。

ウェブでコメントを散見したところ、「大変怖かった」「派手なスプラッターでよかった」という意見を見る一方で、原作ファンや「サイコホラー」の触れ込みに興味を持った人は「期待と違っていて残念だった」と言っているように感じた。
もし原作未読でエンタメスプラッターではなくサイコホラーが見たいならば悪いことは言わない、DVDを捨てて活字本を手に取るべきである。

貴志祐介といえば「黒い家」が傑作。
最近では「鍵のかかった部屋」というドラマや「新世界より」というアニメも同作者で人気を博しているのでご存知の人も多いのではないか。
映像作品の方はほとんど見ていないのでどうか知らないが、原作版黒い家では精密で流れのある心理描写で人間怖いを極めているので印象的だった。書録に付けていないがとても好きな作品である。
その辺から察するに、主役の蓮見の異常性を魅せる方に比重を置いているのが原因でこの作品は信憑性<猟奇性を強く感じる。もちろんこれは態とだろうが、原作からかけ離れた印象を持つ人が少なからずいるわけだ。
くっそ長い分厚い本なのに読み出すと止まらないのが貴志祐介。それは出来事の面白さじゃなくて、人間の心の動きがよく流れているから。心をいいように持っていかれて感情移入してしまうのに、今回はホラーだからほんと恐ろしい。
ハスミンに寄るか、被害者に寄るかで作品の感想も変わってくるだろう。
殺人鬼の気持ちに感情移入なんかするかって思うだろうが、できちまうんだから怖い。

話がそれた。映画の内容に戻る。
ハスミンの異常な(やってることはランニングとかでも薄ら怖い)行動もあって暗い画面が続くなか、
はしょった、もとい印象的なカットに留めた感の否めないハスミンのアメリカ生活の回想がまた異色であった。
一時期行動を共にした猟奇殺人鬼の場面のライティングがことさら明るく、コミカルというかアットホームというか、スペイン映画みたいなビビッドな画面なんである。なにしてるかっていうと、死体を運んでいる。死体を運んでいるんだが、一見死体に見えない。バケツいっぱいの血と肋骨と十二指腸。白いゴムつなぎみたいな作業着着て。びゃああ。
この死体に一瞬見えないのは血の量とか常識では考えられないオーバーテイクのなせるわざだろう。普通ならこのくらい、それを越えると異常。それも越えたら理解不能。理解できないもんは怖い。明るい画面だから余計怖い、うまい表現だと思う。
それにしても猟奇さんはえらく楽しそうにしているのに対し、ハスミンは作業全開というか、退屈そうにしている。彼にとっては死体の処理は本当に作業なんだろう。

後半の舞台は文化祭の準備中の学校。ここの飾り付けもサイケで素晴らしい。
きっと原作では文化祭=楽しい時間の準備をしている学校という希望に満ちた場所が舞台になることで絶望感溢れる演出が目的だったのではないかと想像するのだが、映画ではそれにとどまらず、非日常感、派手な舞台、色彩美、広いのに逃げ場がない狭さも感じさせる不思議な空間作りと果てしなく有効なシチュエーション。
あとは人が死ぬだけ。映像にやれることに特化した映画なんだから映像美と蓮見の演技を楽しめばよい。

ただポリシーに則ってひとつ文句を言っておくと
ラストの演出は作品を駄目にする悪行であった。
ピカレスクロマンであるし、勧善懲悪は寧ろ現実的でないのも加味するとさほど悪いオチではないのだが、映画的に安易だなあ、もうちょっとやり方なかったのかなあと残念に思う。

だらだら書いてしまったが一言でまとめると、いい映画だった。



寸感。
人が死ぬ映画は実録ドキュメンタリーでない限り実際には人(キャスト)は死んでいないのだから、絶対になにか感じろと言うのも無闇な話である。一方で人が死ぬ映画はどう見ても人が死んでいるのだから、なにも感じるなと言うのも無茶な話である。
わかってもらうのは多分に難しい。

映画表現の話をする予定だったのだが、ここまであまりに長いので別の機会にとっておこう。

2013/08/19 映画感想 Comment(0)

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