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謎解きはディナーのあとで/東川篤哉
面白かった。
さくさく読める短編集で、「何か面白い本ないかな」と思っている人にオススメ。
通勤・通学の電車に最適。
ただし、笑っちゃって恥ずかしい思いをするリスク大。
ミステリとしては、トリックありきのパズル的なもの。よく考えられた構成だけれど、決してじっくり考えさせるような物じゃない。難しく考えないで、どんどん読んじゃって、「ああそうだったの!!」と叫びたくなるのが楽しい。
自分で謎解きをするよりも、軽快な文章と奇抜な展開をメインに読める筆者には堪らない。
本格とは正反対のエンタメ系であるが、探偵役とその他の人物のコントラストが強く出ていて、キャラクターが魅力的であるところは正統派探偵小説に近い。
この作者はミスディレクションを好むようなので、中身にあまり触れたくないのだが、表紙を見てわかることに少し触れる。
表紙に書かれている通り、執事がでてくるのだ。
それで最近の、女性に人気だったりする、流行りものの一種だと先入観を抱いていたのだが、読んでみたらそうでもなかった。
多分、作者の感性が古い。一周して新しいのかも知れない。
富豪刑事なんかに親しんだ世代にも、ティーンにも楽しめる、不思議な本であった。
内容にほぼ触れないでここまで来たが、読後感想は省くとする。
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