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エクスペンダブルズ2
エクスペンダブルズ2/サイモン・ウェスト/2012・アメリカ
アクション映画。
いいよ。かっこいいよ。
なんといってもキャストが豪華ですね。
豪華な分他の作品などをネタに引きずってきているのでその辺は見る人を選ぶかなと思いますが。
CMの、乗用車のドアをちぎって投げる場面はクライマックスシーンです。
あれはちぎってるんです。
ラスボスを追い詰めていく展開にテンションあがりまくりで、興奮してるせいで笑いが止まりませんでした。
ブルース・ウィリスの「お前は戻りすぎだ！」も…ホントだいすき…。
話の構成はなんというか、非常に堅い作りでして。
1作目もそうですが
悪く言えばステレオタイプの、先の展開はわかっちゃうようなつくりなのですが、
わかっちゃってもアクション映画って場面場面を楽しめるから関係ないんですよねえ。
善悪がはっきりしているところなんか非常に古いハリウッド的に感じるのですが
その分キャラクターがすれてなくて好きになれるのでしょうな。
試写会が当たった人に連れてってもらったのですが
まず1を観とかねばと思って慌てて借りてきて観ました。
1も面白かったです。
2に比べてぐっとまじめに映画してました。他作品ネタなどなかったし。
以下、ネタバレというほどでもないけど登場人物についてちょっと語ります。
くだけます。
シュワちゃんとウィリスちゃんノリスちゃんが出張っているせいで、エクスペンダブルズのレギュラーメンツはあんまり活躍しない感じがした。ヤンをもっと見たかった。
目立ってたのはやはりリーダーとクリスマスと、あとガンナー。ガンナーは悪者には回らなくなったが、終始残念なキャラクターであった。見せ場作ってあげて！(笑)
クリスマスは修道服着て戦う姿が強烈に印象に残った。モンクっぽい。
長い裾翻して戦うのかっこよすぎるっしょ。投げナイフ(クナイか？)がまたいい組み合わせったら。
新キャラのマギーはヘルメットとった時、正直えっ、て言った。
そこはブロンドじゃないの？という意味で。偏見だね。
CIAの隠し玉で凄腕のスパイがあんまりスタイルのいい美人というのもいかがなものか。
とか何とか言って、これはただの勘違いで、事故にあったデータが中国のものだから当然事態を収拾するのも中国人なのですね。…よくわかんないけど。
でもマギーはまあ…かっこいいのなんの…
また前作との比較になるけど、前回のヒロインが戦う意思のある普通の女性だったのに対して、マギーは本当プロフェッショナルだから、一人エクスペンダブルズに混ざりこんでも違和感なく戦闘しちゃうし。
バーニーが「うわあ…」って言うくらい拷問のスペシャリストだし。
なのに冷血ってわけでもなくて、ビリーの話をまじめに聞いたりもする。
それでもじめじめと感情をはさんだりはしない、さばけたいい女である。
で、ビリーなんですけど。
ビリーさん。
出てきて即、死亡フラグが見え隠れする。
冒頭の一仕事が終わって、皆で打ち上げをしている時にきれいなフラグを一本立てる。
要約：俺、次の仕事終わったら結婚するんだ…。
ここからも惜しみなくフラグを立て続け、いつ死ぬんだ、いつ死ぬんだと非常にハラハラさせるっていうかもう見てらんない。
考えて見ればポスターにもCMにもほとんど存在が無いし、今回のテーマが「復讐」である。
ホントにつらかった。観てるのが。だって良い子なんだもの。
余談。
ひとつ気になってるのが、試写会の会場が普通のホールだったので
映像も音響も、まあお粗末で。
前作に比べても、音も映像も、技術的にも予算的にも非常に迫力なのだもの
良い設備でちゃんとみたいなあ。
字幕原語で見た方がパロネタもあるわけだし楽しめると思うのだけれど
日本語吹き替えもよさそうだから２回目行っとくかなあ。
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